水虫の知識

ペットからうつる水虫

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むかしむかし、土の中には動物の落とした毛や爪を食べて暮らしてきた白癬菌がいました。
土で暮らすのが好きなので、このようなタイプを土壌好性菌と呼んでいました。

しかし、この中から少し変わり者が現われます。
土壌好性菌の一部が進化して、土で暮らすことより直接動物の毛の中で暮らして動物の毛を主食とする白癬菌です。
これを動物好性菌と呼びます。

ペットにこの菌が住んでいることがあるのですが、人間との触れ合いによって人間にも移ってしまうことがあるのです。

 

症状

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動物好性菌は動物に寄生している間は、それほど炎症やかゆみなど起こしません。ひっそりと毛や皮膚片をいただいていますが、人に感染すると動物好性菌による白癬は炎症が激しいのが特徴です。

比較的短期間のうちに、かゆみをともなった円形の赤い斑点がたくさん発生します。
感染初期のころは小さな赤いぶつぶつなので湿疹と間違えて診断されることがよくあるようです。

ペットに触れる頭部、顔面、腕など服からでている部分によく発症します。

病院に行った際にはペットを飼っていることを伝える方が良いでしょう。
誤診されて、外用ステロイド剤などを出されてしまい、きちんと塗っていると、かえって発赤が拡大してしまいます。

 

動物好性菌による頭部白癬

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このタイプの菌で頭に感染するとフケのようなものがポロポロ出てきますす。
患部の毛は短く切れやすく、円形脱毛症と似ています。
頭部に爪くらいの大きさでほぼ円形で白く、皮膚の表層の角質が増殖して糠(ぬか)のようにはがれる症状が現われます。

顔や首、体に皮膚片が落ちる赤い円形の湿疹が散在多発することが多いのが特徴です。

 

原因

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ペットブームの到来などとともに、ペットから白癬をうつされるケースが増えているのです。
菌に感染していることに気が付かず、抜け落ちた毛の掃除を怠ったり、室内で顔や体を寄せあったりして生活したことが原因です。

 

ミクロスポルム・カニス (Microsporum canis)

猫や犬など動物の毛に寄生して生活しているのが、ミクロスポルム・カニス (Microsporum canis)と呼ばれる動物好性菌です。

この菌はもともと日本にはいない白癬菌でしたが、1960年年ごろからペットの輸入がされるようになって一緒にやってきました。
そのため当時は高級なペットの飼い主が感染する水虫でした。

現在では動物の輸入やペットショップなど動物同士が接触する機会が増えました。
高級なペット特有の感染菌だったミクロスポルム・カニスは、 感染経路を広げていったのです。

それが、現在のように国内外産にかかわらず、 多くのペット動物が感染源になったのは、動物輸入時やペットショップで動物同士が直接的または間接的に接触する機会が増えたからだと考えられます。

 

他にも

菌の種類は違いますが、ハムスター、チンチラ、ハリネズミなど海外からの小型動物から好獣性白癬菌をうつされることがあります。

 

 

治療

治し方については通常の体部白癬や頭部白癬と同じになります。


頭部白癬

体部白癬

 

ダメぜったい!!

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こんな人もいるようです。
家族同然に暮らしてきたペットから白癬菌をうつされたことがわかると、無責任に捨ててしまったり、処分したりする人がいるそうです。

保菌していたからと言って捨てることはしないでください。
水虫は必ず治る病気です。

 

かゆみの原因がペットであるとしたら、自分だけでなく家族も一緒に治療を続けていくことが大切です。
ペットの病気が治らないかぎり、飼い主に再び感染する可能性は非常に高いです。

 

ペットの治療

や猫の皮膚真菌症

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猫や犬から白癬が感染する場合は、人間もペットも同時に治して行かないと完治させることができません。治し方とお薬など。

 

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© 2020 水虫卒業