カンジダ症

膣カンジダ症の治療

膣カンジダは外陰部のかゆみ、おりものなど特徴的な症状が見られますが、似たような症状が起こる病気もたくさんあり、素人が判断することは難しいでしょう。

そのため、最初は必ず婦人科・産婦人科・レディースクリニックなどをまず受診しましょう。

誤った薬や処置を行うと悪化したり、治療期間が長引いたりする恐れもあります。

 

どのような検査をされるのか?

病院で見てもらうのは抵抗を感じると思います。
そのため簡単にどんなことをされるのか知っておくのも良いでしょう。

1.問診

まずは、問診によって膣のかゆみやおりものの変化などのような症状を医師に伝えることで、病気の判断の素材としていただきます。

 

2.検査

尿や膣分泌液などを採取して検査をします。
検査によって性病によるものかはっきりとわかります。
これにより、問診の症状とあわせて外陰膣カンジダ症であるか診断されます。

 

3.膣洗浄

これは直接丸洗いするということではなく、脱脂綿などで拭いた後

「膣内にお薬を入れること」

を洗浄と言います。

おりものなどが多い時など必要な場合には、膣内を精製水で洗浄するときもあります。

お薬は膣錠や膣坐剤などの形状になっており、カンジダ菌は真菌なのでお薬の成分は抗真菌薬になっていて殺菌効果が期待できます。

 

通院する

基本的には毎日通院して治療を受けるのが一番効果的ですが、忙しい現代人にとってこれはなかなか難しいかもしれません。

そのため、週1回の投与で済むお薬を使う場合もあります。

治療期間は1~2週間程度です。

85~95%くらいの人は2週間以内に改善しますが、まず1週間後の様子を見て、医師の判断によって治療が終了したり伸びたりするでしょう。

改善しない場合には薬を追加したり変更したりします。

 

 

塗り薬を塗ろう

膣カンジダになった場合、膣内と外陰部の両方に症状が現れることがほとんどなので外陰膣カンジダ症と呼ばれます。

そのため、膣錠を内部へ入れてもらいますが、外陰部へはクリーム薬や軟膏を塗る必要があります。

通院と共に外陰部の赤みや腫れなど症状を抑えるために、外用薬を自分で塗り続けて治療を行いましょう。

 

このような薬を出されるので1日2~3回塗りましょう。

  • 硝酸ミコナゾール(フロリードDクリーム)
  • クロトリマゾール(エンペシドクリーム)
  • 硝酸イソコナゾール(アデスタンクリーム)

抗真菌薬は良く効くので、使い始めると早いうちから症状が軽くなっていくことが多いでしょう。

しかし、症状が改善したからといってやめてしまわないようにしましょう。
再発や悪化の危険性があります。

医師が良いというまで続けることが大切です。

 

生理中は治療を中断しましょう

カンジダ症の治療中であっても生理は待ってくれません。
そのため生理中はどうするの?という疑問が浮かびます。

生理になったら外陰膣カンジダ症の治療はしません。

治療のために膣にお薬を入れても経血と共に押し出されてしまうため、十分な効果は得られません。
そのため生理が終わるまで治療は中断します。

また、経血によってカンジダ菌が排出されるので、人によっては生理によって症状が改善する場合もあります、治ったわけではないので生理が終わったらきちんと治療を再開しましょう。

 

膣カンジダは再発しやすい

外陰膣カンジダ症は再発しやすい病気です。

カンジダ菌は体のさまざまなところに住んでいる常在菌なので、完全になくすことは不可能です。
そのためさまざまな発症する原因がおこれば再発してしまいます。

 

原因と考えられるものを排除しましょう

ピルなどの使用

ホルモンバランスの変化によって、膣内の常在菌バランスが崩れカンジダになることがある。
再発を繰り返すようなら使用を中止してはどうでしょうか。

 

免疫抑制剤の使用

免疫とは自分自身を細菌やウイルスから守るために備わっている機能ですが、ときに過剰反応で自分自身に攻撃をしてしまいます。

そのような病気に対して、免疫を抑制するお薬を使います。

免疫を抑制すれば、免疫力が低下するので外陰膣カンジダ症の再発原因ともなります。
リュウマチやアトピー、花粉症など思ったよりいろんなところで使われている。

 

糖尿病、高血圧

これらは免疫力が低下する病気です。
お薬などで症状を押さえたり、生活を改善してこのような基礎疾患をコントロールしましょう。

 

抗生物質の使用

抗生物質はさまざまな細菌を殺すことができるお薬ですが、身体を守ってくれている常在菌にも効果があります。
それに対して、カンジダ菌には効果がありません。
このような状態になればカンジダ再発のリスクが増えてしまいます。

 

カンジダ菌の喜ぶ環境を作らないようにしよう

カンジダは真菌なので育成環境がそろえば増殖します。
逆にそれを防げば予防することが可能です。

 

暖かくて湿ったところが大好き

下着などは通気性の良いモノを普段から着用しましょう。
入浴や水泳の後は、外陰部を良く乾かしましょう。
おりものシートも頻繁に交換しましょう。

 

菌の付着を防ごう

人間の腸内にはカンジダ菌が住んでいます。
そのためトイレの際には前から後ろに拭くようにして性器への菌の付着を予防しましょう

 

免疫力を低下させない

睡眠不足や偏った食事、ストレスなどは体の免疫力を低下させます。
このような場合にカンジダ菌が増殖します。

 

ビデ洗浄はほどほどに

トイレでビデ洗浄で洗いすぎるのはよくありません。
膣内は常在菌である乳酸菌によって酸性に保たれています。
常在菌を洗い流すことで天然の防御バリアを破壊することにつながります。

また、同じ理由で石鹸によって外陰部を洗いすぎることもよくありません

 

パートナーが原因の場合も

膣カンジダ症のほとんどは自然発生するもので、誰かからうつされるといったものではありません。
しかし、女性の体調によっては性行為が原因となることが5~10%程度あります。
治っても男性からまたうつることで再発するといった場合です。

男性は、症状が見られないことが多いのでわかりにくいですが、再発を繰り返すようなら男性にも検査を薦めてみるのも良いでしょう。

感染していた場合でも軟膏などの外用薬を1~2週間程度塗れば治ります。

 

外陰膣カンジダ症の治療

再発した場合には、症状が依然と同じため自分で異常を感じることができると思います。
また、何度も再発する人は病院に度々行くのは手間を感じるでしょう。
そのような場合、薬を購入して自分で治療を行いましょう。

 

気をつけよう
かゆみがひどい場合、外陰部にかゆみ止めやステロイド剤などを使用したくなると思いますが、カンジダの症状を悪化させたり、治療に時間がかかってしまう場合があります。
カンジダ治療薬以外は使わないようにしましょう。

 

カーネステンクリーム

クロトリマゾールを含有した抗真菌クリーム剤です。
皮膚角質層への浸透がよく、刺激が少ないのが特徴です。

膣カンジダのお薬です。

使い方

1日2~3回塗布します。

 

有効成分 クロトリマゾール 1%
内容量 15g

 

有効成分 クロトリマゾール 1%
内容量 30g

 

マイコスポール

マイコスポールは、皮膚真菌症の治療に用いられるお薬です。
有効成分はビホナゾールでイミダゾール系の抗真菌薬です。

真菌の細胞膜の生合成を阻害して、真菌の発育を抑制することで抗真菌作用を発揮します。
強い抗真菌活性と幅広い真菌に効果を発揮するのが特徴で白癬菌やカンジダ、癜風菌にも有効です。

 

使い方

皮膚への浸透性が良くクロトリマゾールの2倍の浸透量を示します。
そのため皮膚滞留時間が長いです。
1日1回、患部に塗布してください。

 

有効成分 ビホナゾール
内容量 10g

 

 

膣錠

膣内に挿入して使うお薬です。
生理のときは使用を中止して、終わってからまた始めてください。

膣錠ですので、膣のみに使用し、経口しないようにしてください。

また、効果には個人差があります。

カーネステン膣錠

 

カーネステン膣錠は、膣内のカンジダによる感染症を治療するお薬です。
有効成分はイミダゾール系抗真菌剤のクロトリマゾールです。

クロトリマゾールはカンジダ属やトルロプシス属などの真菌に優れた効果があり、真菌の細胞膜の浸透性を変化させ効果を発揮します。

 

使い方

1日1回1錠を6日間継続使用します。
手指を清潔にしてから腟深部に挿入します。

ただし、必要に応じ使用期間を延長します。

有効成分 クロトリマゾール 100mg
内容量 6錠

 

トラボゲン膣錠

 

トラボゲン膣錠は、膣内のカンジダによる感染を治療する薬です。
有効成分のイソコナゾール硝酸塩を含有するイミダゾール系の抗真菌薬です。

真菌類の細胞膜の浸透性を変化させることで、細胞の呼吸をさせなくして、細胞膜構造を破壊します。
迅速で、強力に作用するのが特徴です。

日本国内で承認されているアデスタン膣錠と同一有効成分です。

 

使い方

カンジダに起因する腟炎および外陰腟炎を治療します。
即効性だけでなく持続性もありイソコナゾール硝酸塩として

1週1回1錠(600mg)

手指をきれいに洗い、できる限り膣深部へ錠剤を挿入してください。
一次効果が得られない場合は、600mg(1錠)をさらに1回使用する。

 

有効成分 イソコナゾール硝酸塩 600mg
内容量 1錠

 

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© 2020 水虫卒業