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カーネステンクリーム

カーネステンクリームは抗真菌成分のクロトリマゾールを含有したクリーム剤です。

日本国内で承認されている「エンペシドクリーム」と同一です。
また、薬局などで扱っているお薬でいうと「ピロエースW」が同じ成分になっています。

カーネステンクリームは、皮膚に感染した真菌(カビ)を殺菌することができます。

 

こんな症状に使います

■白癬

足白癬(水虫)
小水疱型足白癬
趾間びらん型足白癬)

体部白癬(たむし、頑癬)

■カンジダ症
・指間びらん症
・間擦疹
・乳児寄生菌性紅斑
・皮膚カンジダ症

■癜風(でんぷう)

 

有効成分 クロトリマゾール

イミダゾール系と言われる抗真菌薬です。
真菌(カビなど)に対して強い殺菌力と幅広い種類の真菌に効果を発揮するお薬です。
水虫の菌である白癬菌やカンジダ、癜風菌(でんぷうきん)にも有効です。

クロトリトリマゾールの薬効

カビや水虫の菌である真菌類と人間の細胞にはどちらも細胞膜を持っています。

しかし、その細胞膜の成分は異なっています。

 

 

クロトリマゾールは、真菌の細胞膜の主成分エルゴステロールの生合成を邪魔することができます。
これによって真菌の細胞膜がもろくなり、機能を低下させ死滅させます。

さらに、真菌が細胞内にアミノ酸や糖質などの栄養を取り込むことを邪魔します。

これによって真菌は栄養が不足し死滅する効果が期待できます。

この効果は真菌だけでなく、細菌やトリコモナス原虫に対しても増殖を抑制する効果があります

  • ブドウ球菌
  • レンサ球菌
  • バクテロイデス
  • トリコモナス(原虫)

増殖抑制効果が報告されています。

 

真菌だけを攻撃

人間の細胞膜は主成分がコレステロールのため、クロトリトリマゾールの影響を受けません。

これによって寄生した真菌だけを殺すことができるのです。

 

 

使い方

1日2~3回患部に塗布する。

クロトリマゾールの特徴は、皮膚角質層への浸透性がよく、皮膚刺激性の少ない薬剤ですが、副作用がないわけではありません。

  • 刺激感
  • 皮膚炎
  • 発赤
  • 熱感
  • びらん

 

このような症状があらわれた場合は、使用を中止し、速やかに医師の診察をお受けください。

また、リンコマイシン系の抗生物質に過敏な反応をする方の使用は禁止されています。

 

塗り続ける大切さ

薬効を見てもわかるように殺菌してくれるというよりは、真菌が栄養を吸収するのを邪魔する効果なので菌が死に堪えるまで持久戦となります。

根気よく塗りづづけることが勝利への鍵となります。

少し良くなったなと思って辞めてしまわないようにしましょう。

 

上手なお薬の塗り方

 

カーネステンクリーム

 

有効成分クロトリマゾール 1%
内容量30g
病院でもらうエンぺシドクリームと同じ成分、カーネステンクリームはコストパフォーマンスが良い。

ピロエースWなどにもクロトリマゾールが配合されていますが、濃度や量がこちらの方が多い。

 

 

カーネステン 膣用クリーム

 

有効成分クロトリマゾール 2%
内容量30g
膣カンジダ用のお薬となっていますが足用よりも

「成分が2倍」ですが価格は安い。

膣用ですが足に使えますね。

 

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