足を保護するために生まれた靴下。
現代人は靴を長い時間はくため、どうしても蒸れてしまいます。
しかし足の湿度が高いほど水虫にとって良い環境となります。
水虫を予防するには靴同様に靴下に気を遣うことも大切です。
靴下によって水虫を防ぐこともできますが、場合によっては靴下があるから水虫になる可能性もある。
だからといって「靴下を履かない」という選択肢はほとんどないでしょう。
靴下との上手なお付き合いで水虫を予防しましょう。
絶対!清潔な靴下を履く
足の水分を吸収しすることで菌の繁殖を防ぐ。
そのため靴下には、水虫を防ぐことやにおいの原因菌の増殖を防ぐことができる。
しかし、それは清潔な靴下だからである。
汚れた靴下は逆に菌の住みかとなってしまうだろう。
靴下は毎日必ず取り替える
当たり前のようなことですが、意外と
「そんなに汚れないから大丈夫」
このように翌日も同じ靴下を着用してしまう人がいます。
しかし、まず重要なことは、
靴下は毎日履き替えなさい!
ということです。
多くの人が当たり前だと思っていますが、意外と靴下を連続使用する人がいるそうです。
冬でも履き替えましょう
冬は寒いから水虫にならないでしょ。とはなりません。
現代ではどこへ行ってもほとんどの場合、暖房が完備されているため、外の気温がどんなに低い日でも、相当の汗をかいているものだからです。
冬場でも靴下は汗をたくさん吸っています。
水虫である白癬菌に感染しないためには、夏の湿気の多い時期だけでなく、 冬も靴下は取り替えなければなりません。
靴下の素材も大切
さまざまな種類の靴下が売られていて、現代の靴下はその素材もさまざまです。
発熱したり、速乾だったりと多種多様です。
靴下の素材で水虫を心配する人が、最も避けたほうがよいと思われる素材
それがウールです。
ウールの特性
- ウールは非常に吸湿性が高く蒸れやすい。
- ウールならではの保温性がバッチリ
これは水虫の人にとっては良くありません。
水虫の大好きな環境が出来上がるからです。
冬の寒い日などは愛用する人が増えると思います。
ウールはとても温かいからです。
しかし、水虫の人が暖房の効いた部屋でウール素材の靴下を履いていれば、それはまさに白癬菌を培養しているようなもので、猛烈なかゆみに襲われたとしても不思議はないのです。
選ぶべき靴下とは?
足というのは思っている以上に汗をかきます。
湿度と温度が高い状況は水虫にとって、とても良い環境になっています。
また、指と指がくっついているタイプの人は、通気性が悪いため水虫になりやすい傾向があります。
昔から水虫の人には木綿素材の靴下がいいなどと言われてきましたが、最近はドライ機能がある化学繊維がたくさん登場してきました。
そのため速乾性や通気性の機能性のある靴下などがでてきているので、水虫でない人も予防という意味でも蒸れにくい靴下を探してみてはどうでしょうか。
五本指ソックス
五本指の靴下の良いところは指と指の間にすき間ができることです。
水分を靴下が吸ってくれます。
麻の靴下
麻は靴下にはとても良い素材です。
繊維の特性から汗などの水分を吸収しやすく、通気性が良いため水分の発散が早いのですぐに乾きます。
また、麻は天然繊維の中では最も強靭なので耐久力でも靴下向き。
水にぬれると強さを増す特性があるので、湿度90%以上と言われる靴の中でも特性が生きるでしょう。
伸縮性が低いのでナイロンやポリエステルと一緒に混紡しているのが一般的です。
混紡性が優れているので、他の線維と混ぜ合わせても特性が失われない。
リネン=麻
麻の特性を活かした吸湿速乾性や耐久力、爽やかな触感など試してみる価値はあるのではないでしょうか。
シルクは意外と良い素材
デリケートなイメージのシルクは実はとても快適度が高い繊維です。
絹はカイコが作り出したタンパク質でできた天然繊維の一つです。
そのため、日光に弱く、虫に食われたり、熱に弱かったりします。
しかし、それを分かったうえでも使いたくなる魅力が存在します。
吸水性が良い
絹は綿の1.3~1.5倍の吸水性を持っています。
すき間がたくさんある
天然繊維の中では最も細く長いので、繊維と繊維のすき間にたくさんの空気を含むことができます。
そのため断熱性があるにもかかわらず、吸湿性、通気性が優れています。
蒸れずに冬は暖か、夏は涼しいのです。
シルクのつま先5本指ソックス
絹の靴下は耐久性がイマイチ。
そのためタイツやストッキングのインナーとして活躍してはどうでしょう?
化学繊維は強くて伸縮性に優れますが、ムレが発生します。
そこにこの絹のつま先ソックスをはいてみては?
絹と化学繊維のメリットを生かし合うことができるかもしれません。
絹でできた5本指ソックスのつま先だけバージョンです。