白癬

小水疱型足白癬(しょうすいほうがたあしはくせん)

 

水虫という呼びかたはこの小水疱型白癬から由来していると言われています。
まさに水虫!という典型的な型です。

足の裏に虫さされのような小さな水疱がポツポツできます。

症状

水虫の最悪のイメージどおりに小水疱型の白癬はとてもかゆみが強いく、靴を履いているのも耐え難いほどです。

ちなみに、症状が似通っているあせもやかぶれと間違いやすいので注意が必要です。
水虫は足の甲にできることはほとんどないので、もし水疱ができたりしたら他の皮膚病を疑うべきでしょう。

小水疱型白癬の特徴

米粒の半分くらいの水疱が足の裏のあちこちにできたり、集まったりしています。
初期症状では水疱の大きさがバラバラですが、数年たってくると同じくらいの大きさに揃うようになります。

いくつかある小さな水疱がくっついて小指の先くらいの大きさになることもあります。

こんなところにできます

  • 特に土踏まず
  • 足の縁
  • 足底の前方

足の裏、特に土踏まず周辺を主として、足の縁へと発生範囲をどんどん広げていきます。
このあたりは角質層が分厚い部分なので、皮膚が破れにくく、中の水が出にくいため、水疱がしぼむまでに時間がかかります。
徐々に乾燥していくにつれて、水疱を覆っていた皮の部分は褐色に変化し、やがてその部分の皮がむける。
このようになるのが自然治癒の経過です。

しかし、一つ水疱がなくなって治ったのかと思うとまた新しい水疱ができてしまうのがこの白癬の特徴でもあります。

季節

季節的な変化が明らかで、梅雨に発症して秋冬になると自然に良くなっていくこともある。
しかし、暖房の行き届いた環境では冬季に悪化してくることもある。

 

2つのタイプがある?

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乾燥タイプ

水疱があまりできず、落屑(粉っぽい皮がポロポロ落ちる)のみが目立ちます。
このタイプは軽症の場合が圧倒的に多く、抗真菌薬をきちんと塗っていれば治療経過は良好です。

再発に注意

完治までは数カ月以上かかるので、自覚症状の軽い人が多いのである程度良くなると自己判断で治療をやめてしまい翌年の梅雨の時期に再発するパターンが良くあります。
長期間薬を使用しづづけなければならないことを理解しましょう。

 

注意しておこう。

抗真菌薬の外用を行った結果、かえって悪化することもある。
その場合は、すぐに使用を中止してお医者さんに相談しましょう。

 

小水疱型白癬の治し方と予防

 

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