水虫を治す

水虫を治すには生活ケア

現代では、水虫を初めとする真菌症の研究が進み、大変優れた薬が開発されてきています。
それなのに、日本にはたくさんの水虫患者がいるのです。
自覚のある人ない人を合わせると

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なんと日本の国民の5人に1人、およそ2400万もの人が水虫にかかっているというのです。

いやーホントですか?と言いたくなります。
友人の中に一人は水虫いるんじゃないの?ということになってしまいます。

治す薬はあるのにこんなに水虫の人がいる。
これはもはや治療のしかたや日常生活の中でのお手入れが十分ではないためかもと考えれらなくはない。

 

水虫を治すために

まず、水虫治療の目標は、現在の症状を根本から治し、健康な足の裏を取り戻すことです。
そしてもう一つ、あなたの身の回りに潜む白癬菌を退治し、再発しないようにすることも大切です。

そのためには、薬と併行して生活ケアを行うことが重要なポイントとなってきます。

白癬菌はたくさん潜んでいる

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水虫の人が素足で歩いた場所を調べると、ほとんどのところで白癬菌が検出されます。
また、皮膚が直接触れる靴の中やスリッパ、風呂場の足ふきマット、布団なども白癬菌が付着しやすい場所です。

つまり、いくら効果のある薬を使用していても、身の回りから白癬菌を追い出さない限り、再び白癬菌がくっついて感染されてしまう可能性が非常に高いのです。


逆に言うならば、日常生活の中で、薬を使って菌を殺菌して白癬菌の繁殖を防ぐ細かな配慮ができれば、水虫を早く治すことにつながりますし、家庭内感染を防ぐことにもなるのです 。

 

患部を清潔にする

清潔にするだから消毒薬で殺菌すればいい。水虫は真菌だからカビでなんだから。
そう考えて、患部に消毒薬を塗りつける人がいるそうです。

消毒薬を塗れば、瞬時に菌が死ぬ。と勘違いしている人が大勢いますが、これはまずあり得ません。
強力な殺菌作用を持つ消毒薬に、数分間足を浸してくことで死滅に追い込めるのは、 皮膚表面に付着している生命力の弱い菌だけです。

また、消毒液は人間の皮膚細胞にも影響があります。
こんなことをすれば細胞が痛みます。
このやりかたは非常に危険なことです。絶対にやめましょう。

白癬菌は堅い角質に包まれてヌクヌクと生活していますので、強力な消毒薬でも菌までは到達できないのです。
だからこそしぶといんですよね。

 

せっけんで洗おう

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それよりも、水虫の治療に意外な効果を発揮するのが石けんです。

白癬菌は角質層に取りついて生きていますが、角質層は毎日はげ落ちていますので、まず、皮膚の表面にこびりついた汗や脂、アカなどを落とすことです。

石けんでよごれを十分に落として乾かせば、表皮細胞の新陳代謝が早くなり、皮膚の表面についた白癬菌やその他の細菌は感染する間もなく角質層とともに落ちてしまいます。

水虫治療の第一歩として必要なのは、特別に用意する消毒薬ではなく、どこの家庭にも必ずある身近な石けんなのです。

 

足を洗う場合の注意点

水虫以外にも、皮膚カンジダ症や、トビヒ、オデキなどの感染性のある皮膚病の場合、皮膚を清潔に保つことが重要です。
しかし、きれいに清潔にしようとナイロンタオルなどでゴシゴシ洗い、皮膚を傷つけては絶対にいけません。
こういった皮膚の傷から細菌は皮膚の奥へと侵入するのです。

また、どんな石けんも多少の刺激性をともないます。
症状があまりにも良くないとき、たとえばカブレなどを併発したときや、分泌物の多い病巣や患部が赤くはれあがっているときなどは、石けんの刺激にさえ過敏に反応することがあるため、より刺激性の弱いものを選んだほうがいいでしょう。

 

普通でイイんです!

水虫を治すためと高価な石けんを使用する必要はありません。
高価な石けんは香料が多分に含まれていることがあり、 かえって患部に余計な刺激を与える原因になることもあります。
治療には、香料が少ない刺激性の弱い石けんいわゆるふつうの石けんが一番良いのです。
要らないものが入ってないものがいいんです。

 

足を洗って水虫とサヨナラしよう

毎日、風呂に入っているし、足もちゃんと洗っているって?
それでも水虫になったというのなら、これは洗ったつもりになっているだけで、洗い方が十分でない証拠です。

足は一日にコップ一杯もの汗をかくといわれます。
足だけにコップ一杯の汗をかけたらもうベタベタですよね。

このため、足は最もほこりやアカがこびりつきやすい部位なのです。
ということは、顔や手などより、とくに念入りに洗わなけれ
ば、白癬菌や他の細菌が付着することを防ぐことはできないということです。

 

足の洗い方はこうだ!

まず最初にぬるま湯を足全体にかけ、表面の汚れをさっと流します。

それから、 よごれがとくにこびりつきやすい指と指の間を石けんの泡でていねいに洗っていきます。

このとき、指のまたを一本一本開いてしっかりと洗うことが大切です。
また、ナイロンタオルや軽石などでゴシゴシこすると皮膚を傷つけてしまうため、そんなの使っちゃダメ!
手やタオルで足の指をくるむように優しく洗うようにします。

また、重症で石けんが使えないときもあるでしょう。
こんなときは、ぬるま湯でやはり足の指のまたを一つひとつ、ていねいに洗い流すようにします。
このとき、くっついた足の指は開き、十分にぬるま湯をかけてあげるようにします。
こうすることで汚れや菌を洗い流すことができます。

 

過ぎたるはなお及ばざるが如し

こんなことわざがあります。

足を清潔に保つことが大切と思って、今度は神経質なほどに一日何度も足を洗う人がいるのです。
こうなると、逆に角質をふやかしすぎてしまい、角質は柔らかくなりかえって白癬菌が侵入するのに都合よい環境が出来上がることになります。

やりすぎは足りないのと同じようなものということです。
足を洗うのは、夜寝る前と起床後など、1日1、2回で十分です。

「足は蒸らさず、暖めず、いつも清潔に」を心がけましょう。
そうすればバッチリです。

 

乾燥させて薬を塗り込め!

風呂から上がったら、今度は乾いたタオルで水分を完全に拭き取りましょう。
皮膚が乾燥したら外用薬をぬります。
こうすることにより成分が浸透しやすくなって、十分な効果が期待できます。

 

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