ケトコロストシャンプーは2つの有効成分が働くシャンプーです。
- 抗真菌成分 ケトコナゾール 2%
- 保湿成分 コロストラム 0.5%
有効成分が真菌が原因のフケ、かゆみや炎症などを抑える「頭皮環境改善シャンプー」です。
皮脂抑制作用もあるので脂っぽい頭皮の場合にも効果的です。
また保湿成分のコロストラムが傷ついた細胞を癒し、保湿することで元気な髪の毛を育てるサポートをしてくれます。
ケトコナゾール
ケトコナゾールは真菌(カビ)などに殺菌力がある「抗真菌薬」と呼ばれるものです。
皮膚や粘膜の真菌による感染症に使用されます。
- 白癬
- カンジダ症
- 癜風(でんぷう)
これらの真菌に幅広く効果を発揮します。
こんな風に働く
細胞にはその周りを包む薄い膜「細胞膜」を持っています。
しかし、人間と真菌は細胞膜を作る原料が違います。
ソコに注目して開発されたものが抗真菌薬です。
真菌の細胞膜の原料「エルゴステロール」を合成するために必要な酵素を使えなくしてしまうことでダメージを与えます。
エルゴステロールを作れなくなった細胞は細胞膜がもろくなり、また増殖することもできなくなってしまうのです。
このようにして真菌を殺菌します。
脂漏性皮膚炎
これにより、ケトコナゾールは脂漏性皮膚炎にも効果が期待できます。
脂漏性皮膚炎は過剰に分泌された皮脂に、マラセチア菌という真菌が異常に増えてしまうことで起こる皮膚炎です。
ケトコナゾールは、マラセチア菌を減らすことで頭皮の環境を改善します。
皮脂を抑える
ケトコナゾールには他にも作用があり、毛根から分泌される皮脂の量を低下させることができます。
これにより過剰に分泌される皮脂を抑えることができます。
頭皮の脂が減ることでトラブルが起きにくくなるでしょう。
抜け毛が気になる?
ありがたいことにケトコナゾールは脱毛症の原因物質
DHT(ジヒドロテストステロン)の発生を抑えてくれる働きがあります。
男性ホルモンがDTHへ変化するのを抑える働きがあるそうです。
副作用が心配ですか?
ケトコナゾールは肝臓への毒性が強く、吸収率も良くないので内服薬としては日本では認可されていません。
しかし、外用薬として使う場合は問題ありません。
ケトコナゾールは皮膚表面の顆粒細胞層までにとどまっていて、それ以上の浸透することはないからです。塗布後の血液検査でも、問題ないことが報告されています。
そのため下記の心配もありません。
- 肝機能障害がある
- 副腎障害がある
- 薬物相互作用(薬の飲み合わせによる不都合)
コロストラム
コロストラムとは分娩して24~48時間にわたり母親の乳腺から分泌される初乳のことです。
これには非常に重要な成長因子が含まれていて、乳児の生死にかかわるほど重要な物質です。
成長因子は善玉菌にたいしてプラスの作用を多く引き出すことができます。
鉄キレート因子を含みニキビ等の皮膚病、発疹、吹き出物、傷等をコントロールし健康で丈夫な皮膚にします。
また、コロストラムには抗体が含まれており、ウィルスの複製を阻止することができます。
バクテリアやウイルス、イースト菌、寄生虫などの病原体に対しても対抗する作用があります。
汚染物質、菌、アレルゲンの攻撃を受けた場合には、その有害性を封じる力があります。
保湿力に優れているだけでなく、ダメージを受けた皮膚を修復する働きもあると言われている成分です。
ケトコロストシャンプー
シャンプーとトリートメントはセットで使うことをお勧めします。
ケトコナゾールのシャンプーは皮膚が乾燥気味になる傾向があります。
そのため、保湿することに重点を置いたトリートメントとの組み合わせが大切です。
内容量 | 1本 500ml |
1本 | 3,500円 |
2本 | 6,000円 |
1セット シャンプー&トリートメント | 6,000円 |