水虫と言われる症状は真菌が原因です。
水虫の菌は白癬菌なので足にできる場合、足白癬といいます。
水虫の半数以上を占めるのがこの足白癬になるでしょう。
足白癬の症状
- 足の裏
- 足縁
- 趾間
このあたりに小さめの水ぶくれができ、乾燥してフケのように皮膚の一部がポロポロ落ちる。
ただれたり、小膿疱といって小さめの水ぶくれで中身が膿(うみ)のものができたりと
じわじわと進行して慢性化します。
冬にかけて良くなったなと思わせて、夏にまたひどくなる傾向があります。
また治ったとしても再発も多い。
ときには患部が細菌感染の合併症をおこして、赤くなったり腫れあがったりします
時には、痛みを伴う蜂窩織炎(ほうかしきえん)というものを起こします。
蜂窩織炎(ほうかしきえん)とは?
傷口から細菌が侵入して、皮膚の深い部分で炎症を起こす細菌性感染症です。
炎症が起こった組織を顕微鏡でみると蜂の巣のように仕切られているように見えるらしいです。
これは蜂の巣です。こんな感じに見えるということで名づけられました。
症状は広範囲に、赤み、腫れ痛みが発生します。また38℃以上の熱が出ることがあります。
このような症状を起こし、またリンパ管炎やリンパ節炎を生じることがあります。
足がパンパンになると思ってください。
抗真菌薬外用による接触皮膚炎を合併していることもある。
足白癬は症状により3タイプに分類されます。
- 趾間型
- 小水疱型
- 角質増殖型
2タイプ以上が合併していることもある。
趾間型、小水疱型が多く、角質増殖型は少ない傾向にあります。
趾間型足白癬
最もよく見られるタイプで、文字どおり足の指のあいだにできる水虫である。
第4趾間が最も多く、次いで第3趾間が多い。
第2、第1へと感染患者は減っていき治療も容易になる。
- 指の間や指の側面に皮膚がポロポロ落ちる部分が発生します、亀裂(皮膚のひび割れ)を伴うこともある乾燥型
- 足の指の間のつけ根が白くぐじゅぐじゅになります。湿潤型と呼ばれます。
水虫のイメージとしてはコレですね!
1.わずかな落屑が落ちるだけのタイプ
2.乾燥した落屑(フケみたいな皮膚のかけら)と紅斑(赤く腫れた斑点)を生じるタイプ
1と2のタイプは軽症でこの程度なら、抗真菌薬を1カ月程度ぬりぬりすれば、症状はほとんど完治します。
再発防止を考えて3カ月も薬を塗り続ければ十分です。
しかし、症状が軽く本人の自覚があまりないため、これをメインに病院に訪れる人はあまりいません。
そのため足から大量の白癬菌がこぼれ落ちていることにも気が付いていません。
他の人への感染を考えればきちんと治しておくべきでしょう。
3.角質が浸軟してびらん、亀裂を伴うタイプ
3のタイプは炎症症状が強いので、本人も痛みやかゆみの症状を自覚しています。
このタイプに不用意に外用抗真菌薬を使用すると症状が悪化することが少なくありません。
足白癬の症状というのは、白癬菌抗原に対する一種の接触アレルギー反応と考えられるので、外用剤による刺激性皮膚炎が起きやすい状態となっているのです。
注意しておこう。
このタイプは抗真菌薬の外用を行った結果、かえって悪化することもある。
その場合は、すぐに使用を中止してお医者さんに相談しましょう。
4.細菌感染、接触皮膚炎、白癬疹などの合併症を生じたタイプ
4のタイプは
合併症が細菌性の二次感染なのか、接触皮膚炎や白癬疹といったアレルギー反応であるかで違ってきます。
細菌性
指のあいだを超えて押すと痛みがある発赤があり、膿が滲み出てきています。
顕微鏡で見てもらっても白癬菌が見つからないことがあります。
アレルギー性
顕著な紅斑や水疱が現われて、強いかゆみがあります。
顕微鏡で見てもらっても白癬菌が見つからないことがある。
このような場合は、細菌感染または湿疹性病変の可能性が高いでしょう。
3と4のタイプでは
このタイプの場合は、指のあいだがじゅくじゅくしています。
ガーゼをはさんだり、五本指ソックスを履いたりして足の指の股を乾燥させることも大切です。
クリーム剤は塗る量が多すぎると趾間を柔らかくしてしまうので良く伸ばして塗るようにしましょう。
びらん、亀裂がなければ液体タイプのほうが賢い選択です。
小水疱型足白癬
足底、足縁部、とくに土踏まず周辺に軽度の発赤が伴う、小膿疱が集まったりあるいは散在し、また小水疱が渇いて鱗屑痂皮が見られることもある。
小水疱を形成するときには激しい痒みが伴う、小水疱が融合して大きな水疱を呈する。
水ぶくれの皮膚の下は真菌が見つかりやすい。
季節の変化で症状が変わり、梅雨の時期に発症して秋冬になると自然に良くなってしまうことも少なくありません。
少し良くなった時期でも水ぶくれや皮のめくれが出たりして皮膚片をポロポロ落とすこともあり、冬季でも暖房が行き届いた環境だと悪化してくることがあるようです。
角質増殖型(角化型)
足底全体が厚く角化し、亀裂を伴い、自覚症状はほとんどない。
ひびやあかぎれと誤診されやすい。
感染期間が長い高齢者に多く、高率で爪白癬を合併している。
一般的には難治であり、抗真菌薬の内服を要する。
この型になる人の多くは、自覚症状があまりなく、自分が水虫だと思ってはいないことが多い。
また、夏や冬など季節的な変化があまりないので、冬場に足がガサガサになって亀裂が入ったりして病院に行くことが多いようです。
しかし、足底角質症に誤診されることもある。
角質増殖型は塗り薬の効果が出にくいので、抗真菌薬の飲み薬が一般的です。